~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • イタリア、ルーマニアへの掃除の旅

    2013年06月01日

    5月20日~30日に、鍵山相談役ご夫妻と、イタリアとルーマニアへ行ってきました。今回の目的は、イタリアで鍵山秀三郎相談役の「一日一話」が翻訳出版され、その記念講演が企画されたことと、ルーマニアで掃除大会に参加することでした。

    イタリアに行くことになった切っ掛けは、イタリアと日本の文化交流をしている経営コンサルタントのマニセラ氏が、昨年、海外視察団として来社されたことでした。私の話を聞かれたその場で、今の話をイタリアでしてもらいたいとの申し出があり、その時、鍵山相談役の「一日一話」をお渡ししたところ、後日、イタリアで翻訳出版したいとの連絡があり、その熱意に動かされ、今回行くことになりました。

    次に、ルーマニアですが、イタリアと同様、平成18年に海外視察団として来日されたカイゼン研究所・ルーマニアオフィスのジュリアン・ブラツ社長が、私の話を聞いて帰国された後、顧問先に「掃除重点の5S活動」を進められて成功されました。

    その後、再来日された時に、再度弊社に来られ、「日本を美しくする会」の話しにも感動され、顧問先の企業を中心に、行政と市民ボランティアに呼びかけて掃除大会を開催されました。そして、3年目となる今年も、昨年開催されたアルバユーリア市隣町のアユド市で、掃除大会が開催されることとなりました。

    今、両国は、経済的に大変厳しい状況に追い込まれています。この混沌とした時代を切り開いていく道として、現状を受け入れ、現状を活かしていく掃除に、その活路を見出されました。この事は、21年前、私自身がバブル崩壊に遭遇し、売上が半減していく中で、鍵山相談役と出逢い、掃除を始めた時と同じ感覚だと思いました。

    今回のエピソードの一つですが、イタリア・ブレシャ大学での講演に出席され感動された老経営者の方が、「一日一話」の翻訳本を一冊買い求められました。そして、一晩掛けて読破され、翌朝、「感動したから、20冊注文したい」との連絡が入りました。その方は、11歳の時から仕事を始められた苦労人で、すぐに社員と伴に掃除を始めたとの連絡も入り、大変驚きました。

    また、コーディネーターとして出席されていた経営学者の方は、「今の不況を生み出した要因と同じ方法で、今の不況問題を解決しようとしているが、それは大きな間違いだ。根本から考えを変えないとダメだ。今回は、その智恵をいただきました。」と話されました。

    その言葉を受けて鍵山相談役が、「大きな努力で、小さな成果」で締めくくられました。経営に奇策なし。今を受け入れ、例え、小さなことであっても、その小さな成果を積み上げて行く道こそが、混沌とした時代を生きていく経営の王道であることが、よく分かりました。どの国においても同じですね。

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