~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 二つの習慣病が、忍び寄っています

    2004年02月01日

    先日、田中真澄先生から新刊「生活習慣塾」(ぱるす出版)を贈っていただきました。この本は一読の価値のある内容であり読んでいただければと思っております。

    田中先生が、「幸福な家庭の人たちはみんなが共通によい生活習慣を身につけており、不幸な家庭の人たちは、それぞれみんなバラバラな形で不幸である。」と述べてみえます。

    また、政府も平成8年から従来「成人病」の名称を「生活習慣病」に変更いたしました。それは聖路加病院理事長の日野重明氏の「大人の慢性病は、ある日突然病気になるのではなく、若いころからの日常生活のあり方や良くない習慣を繰り返していると病気の根が次第に広がっていき、ある年齢に達すると発病することが多いことから、成人病を習慣病にしょう」との提唱により名称変更となりました。

    今回、田中先生の本で知ったのですが、生活習慣病には、二つのタイプがあることです。「肉体の生活習慣病」と「生き方の生活習慣病」です。特に私たちのように50代後半に入りますと、この二つの生活習慣病が、モクモクと芽をだしてくることです。

    私たちは、会社の理念として「よい人間集団づくり」を目指して、平成元年に社内に「秀観塾」(習慣)研修を設立しました。その共通項として①あいさつをします。②そうじをします。③はきものをそろえますを基本方針として実行してきました。特に、近年、「早朝掃除」に力を入れていますが、正に「生き方の生活習慣病」対策となり、人に好かれ、仕事に励む人たちが多くなってきました。

    一方、「肉体の生活習慣病」対策には無頓着だった私は、一昨年、癌宣告一歩手前まで行ってしまいました。若い時、好きなものを食べすぎてきたお陰で、ある日突然、全身に脂肪腫が無数にでき、首筋の皮膚がザラザラに硬化し血が滲み出し、肝臓、腎臓が悲鳴を上げてしまいました。そして、どこの病院へ行っても治療方法が見つからずお手上げの状態が続きました。 

    しかし幸運の女神に出会うことができました。その先生曰く「今後、江戸時代の食生活に戻りなさい」。つまり、日本人に一番合った「玄米菜食」を中心とした生活習慣を続け、体内の毒素を出してしまうことでした。お陰様で、一年間、正常な食生活に戻したことで、総ての異常値が改善され健康な体を取り戻すことができました。

    みなさん、心身ともに健康で、よい人間関係に恵まれて、仕事に打ち込んで生涯現役の人生を送るには、この二つの生活習慣を自ら実践することで手に入れることが出来ることが分かりました。みすみす心身ともに害することが分かっていて「俺の勝手だと」言う生活習慣を続けないでください。

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