~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 人を愛し、人に愛される人になれ。ために人格を磨け

    2004年11月01日

    最近、57歳後半となって、多くの仲間を見ていて考えることがあります。それは、50歳を過ぎる頃から、人それぞれに人生の格差が目に付くようになってきたというとです。私は、お陰様で、今のところ物心両面での幸福な生活をおくらせていただけることに感謝しておりますが、それは、自分の力ではなく、祖先に守られているからだと思えるようになりました。そこで、今回は、その原点ともなる祖父のことについて書かせていただきます。

    祖父、中山秀次郎は、母方になりますが、私の育った家の前に祖父秀次郎の家があり、幼児期から高校までの間、行き来を持つことができました。

    中山秀次郎は、名古屋から母親と恵那の地へ来て生活を始めました。当初、身寄りもなく極貧の生活を支えるために幼くして天秤棒一本で、野菜売りの商売を始めましたが、その誠実な性格から多くのお客様に大切にされ、天秤棒から、小さな店舗へ、そして、卸売りへと最後には仲間の人たちに請われて地域の公市場を開設するまでになりました。そのように、祖父は商売が大好きで亡くなるまで仕事を続けました。

    祖父の経営は、社員の人たちを大切に、お客様に喜んでもらえることに誠実に応えておりました。そして、一方、経理を大切に毎日の収支を確認しバランスを持った経営をしておりました。

    祖父の生き方は 「人を愛し、人に愛される人間になれるように、自らの人格を磨いた一生」 でした。そのような姿勢でコツコツと正直に生きた生き方こそ、今の私たちにとって大きな財産となっております。

    お陰様で、私たち家族は、物心両面での幸福をいただくことが出来、ナカヤマ・グループとしての企業体として存続できていることに感謝しております。

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