~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 感動的な第二回世界大会in台湾に共に参加して

    2007年07月01日

    先日台湾にて、掃除に学ぶ会の第二回世界大会が開催されました。今回は台北会場を拠点に、台湾全土において約13000名の方が参加し、日本からも520名が、さらにブラジル、中国、ベトナム、フイリッピンからの参加も得て、国際色豊かな大会となりました。そして、私たちナカヤマ・グループからも60名が参加する記念すべき大会となりました。

    今から16年前、私は鍵山秀三郎相談役からトイレ掃除の話しを聞いて、近所の神社の境内とそのトイレ掃除を始めました。そして、掃除の持つ影響力に驚き、一人でも多くの方々にその素晴らしさを知ってもらいたいと思い、平成5年11月、鍵山相談役の指導の下、21世紀クラブの人たちと、日本大正村で掃除に学ぶ会を始めました。当初35名で始まった運動が、現在のように日本全国47都道府県111ヶ所、海外では中国、ブラジル、ニューヨーク、そして台湾へと広がっていくとは、予想だにしなかったことです。

    今回の世界大会の会場となった台湾では、徐重仁社長の指導の下、この活動がわずか5年間で45支部まで広がりました。中でも、統一超商グループの社員の方々の取組みは素晴らしいものであり、特に今回の交流会で、目の不自由な惠明学校の子供たちの歓迎の合唱と演奏に深く感動いたしました。また、掃除会場となった士林小学校・中学校の校長、先生方の積極的な協力姿勢と、多くの生徒と父母の自主的な参加は、日本以上のものを感じました。また、通訳として参加した200名以上の日本語学科の大学生全員が、「掃除の道」のDVDを事前に見たうえで協力してくれました。

    こうして振り返ってみますと、掃除活動の広がりは、掃除を通じて感動した一人ひとりの強い想いから始まっています。これこそが、鍵山相談役が常々話している「一人の百歩より、百人の一歩」の運動であり、一人ひとりの気づきを大切にしながら、他に強要したり目先の利得を求めたりすることなく、自らの成長を楽しみに続けられてきたことで、学校、職場、地域を大きく変えていく力となってきました。

    このように、この掃除の道を社員と共に歩める幸せに感謝しながら、社員たちが誇りを持てる会社、地域、ひいてはよき人生を築いていってくれることを願っております。

PAGETOP