~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 新入社員を迎えて

    2004年04月01日

    今年も、7名の新入社員を迎えることができました。7名の新入社員の初々しい姿を見ていて、この人たちの人生がまさに始まる、よい人生を創っていってほしいとの願いで一杯でした。

    これから、どんな人に出会い、どんな機会に恵まれ、時には苦しい経験にも合うであろうことを考えるに、人生の大半を過ごす会社のあり方こそ心しなければならない経営者の責任と感じております。

    弊社は、平成元年から、社内研修塾として「秀観塾」を始めました。

    この理念は、創業者の中山秀次郎が幼年期、母親と二人で名古屋から恵那の地に住まいを移し、極貧の中、天秤棒で商いを始め、一代で立派な店舗を構え、現在のナカヤマ・グループの思想的基礎を築きました。秀次郎は、金銭より大切な「人に喜ばれることに喜びをもつ生き方」を残しました。そして、事業創業者の田中春雄も、その考え方に立脚し現実との葛藤の中で「観世音菩薩」を信仰し、煩悩の苦しみを認め合いながら今日まで事業に邁進してきました。

    これら創業者の心を支えてきたのは、常に相手に喜ばれ、相手を生かす生き方であり、目先の損得を越えたところにあったのではないかと思っております。そして、常に心しなければならないことは、そのような心が育つ社風を大切にしていくことであり、よい習慣をもとうとする社員の人たちが嬉々として働ける会社にすることと思っております。

    このように、新入社員を迎える都度、創業者の心を伝えていますが、これは私自身への問い掛けの日でもあり、経営理念に立ち返る機会ともなっています。

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