~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 申しわけない、ありがとうと思う心が、世界を変えていく

    2005年04月01日

    同じ場面であっても、心の持ち方しだいで、その場の雰囲気は変わり、お互いの人間関係が希薄になったり、緊密になったりしますね。そんなところに人生の智恵があるような気がします。

    例えば、女房が毎日食事を作ってくれることに関して、当り前と思って、ものも言わずただ食い逃げするがごとくに食事を済ませ、文句の一つでも言おうものなら、女房にとっては、作りがいも、楽しみもなく、お互いの間には不満と疎遠な関係しか残りませんね。

    反対に、申し訳ない、本当にありがとうと感謝の気持ちで食事をし、美味しかったと一言でも感謝の気持ちが伝わると、女房には作りがいと、もっと美味しいものをとの工夫が沸いて、お互いに食への感謝と心のゆとりが生まれます。

    このことは、何も食事だけではなく、毎日の仕事やお互いの人間関係、小さな行為一つひとつにも言えることで、どんな場面でも「申しわけない、ありがとう」を言えることが人生を豊かにしていくように思えるようになりました。

    まして、社長や上司の立場の人が、部下の人たちが一生懸命に働くのは当り前と思うのではなく、申し訳ない、ありがたいと思っていると、自分も何かしなければ申しわけないという気持ちになり、謙虚で穏やかな気持ちとなれます。そして、不思議とどうしたらよいのかが見えてくるようです。

    分け合えばあまり、感謝。奪い合えば不足、不満を生ずるがごとく、お互いを生かし合う智恵が、こんなところにあるような気がしております。

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