~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 第14回大正村掃除に学ぶ会 徐社長記念講演決定

    2005年09月01日

    第14回大正村掃除に学ぶ会(2005年10月22日)

    台湾掃除に学ぶ会会長
    台湾最大流通グループ、統一超商の徐重仁社長の記念講演決定

    今般、10月22日に開催されます、第14回大正村掃除に学ぶ会にて台湾統一超商グループの徐重仁社長が記念講演をされることが決まりました。徐社長は1948年生まれで、今年57歳、社員1万人、年商5000億円をほこる台湾流通業界をリードする、今、最も注目を集めている経営者です。

    徐社長は、1972年、日本の早稲田大学修士課程で流通学を学ぶ傍ら、コンビニエンスストアの研究を続けられ、台湾に戻り統一企業の高会長にコンビニエンスストアの将来性を説き、統一企業の一事業としてセブンイレブンへの経営に参画されました。その後、幾多の苦難に合いながらも、セブンイレブンの将来性を信じ現在の3895店舗まで拡大されました。その一方では、イエローハット、スターバックス、無印良品、クロネコヤマト、ダスキン、ミスタードーナツ、弁当の武蔵野、ガソリンスタンド、スーパー等31社の流通グループを形成するに至っています。

    徐社長の素晴らしさは、今、多くの企業が欧米経営思想に傾倒していく中で、人材育成、人間尊重をベースに近代的家族主義経営を取り入れていることです。徐社長は、人材は自ら育てるものととの信念を持ち、あらゆる機会をとらえて教育の場を与え、社員の人たちから大変、慕われてみえます。しかし一方では、経営は数字で計られるとのシビアーな考えを持って、科学的な経営管理手法も導入され、妥協を許さない厳しさも感じました。

    そのような徐社長が、今、最も力を注いでいるのが「台湾清掃学習会」だと思います。三年前に、イエローハットの鍵山秀三郎相談役との出会いにより、鍵山掃除哲学の素晴らしさを感じた徐社長は、すぐに台湾清掃学習会を立上げられました。今では、企業内は勿論のこと、毎日、各店舗回りから道路まで清掃を始められ、定期的に学校へも掃除活動を広め、今では台湾全土へ掃除の活動が展開されるまでになりました。最近の台北の街の美しさを見れば、そのことが実感されます。

    今回は、どうしてこんなに短期間に、31社という大規模な企業グループとなれたのか。そして、どのように人材を育てているのか、徐社長の人生観をふまえて話をしていただきます。

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