~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 台湾高雄清掃学習会に行って、益々台湾が好きになりました

    2007年10月01日

    先月26日~29日まで、日本から18名の参加者とともに、台湾へ行ってきました。現在台湾には、清掃学習会の支部が45ありますが、27日に高雄で、46番目となる支部結成記念大会が開催されました。

    高雄は台湾南部に位置するため、9月末とは言ってもまだまだ暑い日が続いています。蒸し暑い中、多くの参加者が続々と、会場の高雄市新光国小学校へ集まってきました。
     
    今回の参加者は約450名。高雄市政府公教人力発展局の呉英明局長が尽力され、高雄市政府衛生局、人力発展局、社会局、建設局、衛生局からも、多くの方が参加されました。また、高雄医科大学、国立高雄第一科技大学、高雄市工業会、高雄市新光国小学校からも、先生、生徒が多数参加されました。

    さらに、近くにある大マンション郡の自治体「高雄市原生植物園創価協会」の李理事長が、これまた多くの住民を伴って参加されました。

    もちろん、統一超商グループも、総力を挙げて大会をバックアップされている様子がいたるところで感じられ、素晴らしい盛上がりをもって大会が運営されました。
     
    今回は午後からの開会となりましたが、最初に小学生が手に手に掃除用具を持ち、掃除をアレンジした踊りを披露してくれました。続いて私も、日本側を代表して、たどたどしい北京語で挨拶させていただきました。

    その後、各班に分かれてトイレ現場へ向かいましたが、今回は台湾側で、リーダー、サブリーダーが決められていたので安心していたところ、突然、「田中さん、道具の説明をしてください」と言われ、一瞬、目がくらむほど動転しました。しかし、ここで動転していてはいけないと、やおらスポンジ、タワシ、サンドメッシュを持ち上げて説明いたしました。

    一通り説明が終わり、いよいよ掃除と思った瞬間、リーダーから「みなさん、トイレに向かって一礼しましょう」との声。その声にそって全員が一礼。とても新鮮な気持ちになりました。その後はすぐ、トイレにしがみついてトイレ磨きが始まりました。今回は1時間半という短い時間でしたので、あっと言う間でしたが、みんなトイレ掃除を楽しんでやっている様子でした。
     
    閉会式も、共に掃除をした仲間としての連帯感が強く感じられるものとなり、別れづらい気持ちでいましたら、呉局長から、大マンション自治会の「原生植物園創価協会」の人たちが、私たちの歓迎会を開くので来てほしいとのお誘い。

    行ってみると、マンション群の間にある空き地に机が並べられ、各家庭から料理を持ち寄っての歓迎会でした。とても美味しい料理で、みんな大喜びでした。料理の後には、女性のコーラスグループの歌と舞まで披露していただき、とても温かいもてなしに感動しました。

    もう、これで終わりかと思っていたら、今度は高層マンションの屋上まで上がってほしいとのこと。呉局長と李理事長に連れられて上がってみたら、これまたビックリ。屋上には、満月の下、緑の芝に素晴らしいガーデニングテーブルが並べられ、その上には果物が。

    案内されるままに、コーヒーカップを持って席につき、コップを見てこれまたビックリ。私たち一人ひとりの名前が焼かれていました。あまりにも凄い歓迎で驚いていましたら、「私たちは昔、日本人たちから素晴らしい教育を受けました。日本人が大好きです。」 と言われた時には、返す言葉がありませんでした。
     
    高雄の人たちにも感謝しましたが、日本の先人にも感謝する日となりました。

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