~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • なぜ、掃除が楽しいのか

    2020年07月02日

    平成3年11月23日の鍵山秀三郎相談役との出逢いから、掃除の素晴らしさに開眼し、それ以降、毎朝、掃除をすることが日課となっています。

    月曜日はナカヤマの白坂工場、火曜日は食品部の洗車、水曜日は東海神栄本社工場、木曜日は中山理研、金曜日は東海神栄第一工場、と一週間の予定を決め、毎朝掃除を行っています。そして月に一度、社員の人たちと市神神社境内の掃除を行い、土・日は全国各地で開催される掃除大会に行っていました。

    京都の街頭清掃

    この写真は、前に夫婦で孫を連れて京都の街頭清掃に行った時のものです。新型コロナウイルス発生以降は、自宅の掃除や孫たちが通う保育園の掃除をしております。

    何故こんなに長く続けてこられたか、それを一言で言えば、「相手のよさを引き出す喜び」です。

    毎朝、目が覚めた時に、「よし、今日はあの場所を掃除するぞ」と掃除場所が目に浮かびます。その気持ちで職場に向かい掃除をすることで、その場がなんとも言えない清々しい世界を見せてくれるのです。その世界とは、そのものが本来もっていた美しさであり、清々しさであります。そして、次に使ってくれる人たちのことも目に浮かんできます

    このように、掃除の醍醐味は「相手のよさを引き出す喜び」であり、掃除後の雰囲気に浸れることで、何とも言えない満足感を持つことができます。それは理屈ではありません。そしてこれは、誰にも邪魔されることなく、自分で作り感じることが出来る世界です。

    人間は環境の影響を受けて生きていますが、人間は環境を作ることが出来る。このような素晴らしい能力を持っているのです。こうして、身近な環境をよくしていくことは、自らの心磨きにもなり、人にも喜ばれて、人生をよくしていくことにもなります。

    掃除を続けてきたお蔭で、鍵山秀三郎相談役という天下一等の師の下で、全国に仲間ができ、海外にも友人が出来るようになりました。正に、掃除を通じて世界が広がり、幸運な人生を歩むことができるようになりました。

    最後なりましたが、野球の大谷翔平選手が、あるインタビューで「あなたは、なぜ、ゴミ拾いをするのですか」と聞かれた時、「私は、他人が捨てた運を拾っているだけです。」と答えた言葉が印象に残っています。

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