~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 「平均寿命と健康寿命」を知っていますか

    2017年05月01日

    私は今年で70歳となり、いよいよ健康寿命のラインを越えていく歳となりました。医療技術と薬の進歩により、平均寿命は、近いうちに男女共に90歳を超え、将来は100歳になるとも言われています。確かに寿命が延びることは素晴らしいことですが、健康寿命とのギャップが益々開いていくことからの弊害が、社会問題化していくものと思われます。

    これまでは、ガンや内臓疾患等の病気などで亡くなる人たちが多くいましたが、医療の進歩により大半の病気が治るようになってきました。しかし、その一方で、脳機能の病気を治すにはまだまだ時間が掛かりますので、そのアンバランスから認知症の人たちが急増していきます。そして、働く世代の減少と高齢者急増により、社会医療制度や年金制度の維持も困難な状態となり、生活困窮者の急増に対応できない社会になっていくのではないかと危惧されます。

    そこで、若いうちから「健康で、一生涯を過ごす」ことを意識していくことを提案いたします。次に、私の体験からの話をいたします。

    私は、60歳過ぎてから喘息が始まり、疲れるとセキと呼吸困難になります。そして、皮膚と内臓に無数に脂肪腫が出来ていて要注意状態です。もう一つ、記憶力が極度に弱くなってきました。これらの原因は、総て幼少期と20代の生活にありました。

    異常が出てきたのは、免疫力が落ちてきた60歳代からです。人間の免疫力は、30歳をピークにして落ちて行きますが、逆に、若い時に作り込んだ病原が、免疫力の低下と共に芽を出して病気となって表れてくる訳です。

    例えば、私の喘息ですが、20歳代の時に吸っていたタバコが肺を傷つけていて、疲れが酷くなった時に出てくるようになりました。そして、脂肪腫ですが、30歳まで肉体労働が主で、食事と間食は肉類中心で本当によく食べました。しかし、40歳になった頃、肉体労働から事務の仕事に切り替わったとたんに、皮膚と内臓に無数のこぶ状の脂肪腫が出来てしまいました。今は、その脂肪腫が、何時、悪性に転化するのかと気になっています。

    次に、記憶力低下ですが、幼少期、家が砂糖業でしたので、小さな頃から白砂糖をパンに掛けて食べたり、お菓子の代わりに砂糖をなめていました。その白砂糖の影響から、視力が極端に落ちてしまい、眼鏡を掛けました。また、暗記力が極端に悪く、成績は常に中の下でした。この白砂糖の害は、後日、知ることとなりました。

    若い時の偏った食生活やタバコの害が、60歳以降に病気として出てきますから、若くて体力のある内に、生活の見直しをしておいてほしいと思います。そして、コンビニ等での食材は、大半に(食中毒を起こさない為に)防腐剤が使用されていて免疫力を落としますので、コンビニの食材は少なくしてください。

    健康寿命を延ばしていくには、健康体を若いうちから意識して作って行くことです。

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