~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • みんなが輝いた第15回大正村掃除に学ぶ会

    2006年11月01日

    秋晴れの下、今年も恒例の『大正村掃除に学ぶ会』が750名の参加を得て開催されました。第一回が平成5年11月に、35名の参加で、鍵山秀三郎相談役の指導の下で開催されことが、昨日のように思い出されます。あれから13年の間に、日本全国、世界4ヶ国へと広がりました。

    当初私たちは、これほど広がっていくものとは思ってもみませんでしたが、鍵山相談役の「トイレ掃除を通じて、世の中から心の荒みを取り除き、世の中をよくしていきたい」との思いは、確実に広がっていきました。

    今回も、大正村関係者、婦人部のみなさまは勿論、多くの企業の参加を得て開催することが出来ました。その中でも、ナカヤマ・グループは148名の参加で、企画・準備・運営・後始末までの全工程に関わらせていただきました。

    今回は、「子供たちが喜んで参加できる掃除大会にしょう」を合言葉に、具体的な目標を立てました。
    1) 子供たちがトイレ掃除に興味をもってくれること。
    2) 参加した子供たちが達成感を持ってくれること。
    3) 参加したメンバーがお互いに連帯感が持てること。

    中でも、開会式の時に行った「便器ちゃんとめぐみちゃん」の寸劇は圧巻で、子供たちも舞台に目が釘付けとなり、劇を通じて掃除用具の使い方を楽しく知ることができ、トイレ掃除に興味を持ってくれました。

    そして、子供たちに達成感をもってもらう為に、トイレが必ず行き渡るように配分し、すべての子供たちがトイレ磨きをいたました。またリーダーは、まず名前で呼んで、的確にほめたり激励することを忘れませんでした。

    連帯感を得るためには、まず掃除前のトイレの雰囲気をしっかり見てもらい、掃除後の清々しい空気を胸いっぱい吸ってもらって、美しくなった場の共有をはかりました。特に、掃除用具の片付けは、バケツを並べて、丁寧にみんなの手を通じて洗いました。

    そして最後の圧巻は、JA婦人部の人たちが丹精込めて作ってくれました豚汁と新米のご飯です。晴天の下、芝の上で、参加した仲間と共に楽しく語らいながらの昼食は、笑顔がこぼれんばかりの団欒となりました。

    トイレ掃除大会は、あるがままを受け入れ、今ある条件を最大に活かし、共に縁を深めていくことを、体験を通じて学ぶことに大きな意義がありますが、今回も、理屈ではなく、体験を通じて新しい発見と喜びが交差しながらの素晴らしい大会となりました。

    そして、何よりも、大会までの前準備にかけた分だけ、感動が深く高まったことも忘れることができませんでした。感謝。

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