~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 今年は、みんなの頑張りが輝く年!

    2011年01月01日

    平成3年11月23日の鍵山秀三郎相談役との出会いから、掃除を始めて、今年で20年目を迎えることとなりました。そして掃除は、単に場を美しくするだけではなく、人も組織も根底から変えて成長させていく、ということに確信が持てるようになりました。これから始まる10年、掃除の素晴らしさを実感しながら、共に成長できる楽しみが湧いてきます。

    省みますに、掃除を始める前の会社は、ただ与えられた仕事をこなすだけで、品質レベルも低く、低付加価値の仕事しかできず、労働意欲も低く、不平不満が渦巻き、職場環境も劣悪で、時代に流されてきた会社でした。

    そのような中、鍵山相談役との出会いを機に、私は近くの神社境内の掃除を始めました。半年が経ったある朝、掃除を終えた境内に朝日が差し込んだ時に見た“神社が光り輝く神々しさ”、は今でも忘れられません。そしてその後、社の建替え、遊具の修理・改善、トイレの建替え、手洗い場所の改築等が、水の流れのようにごく自然に進んで行き、掃除は、場を美しくしていくと同時に、その場に関係する諸々のいのちを再生し、新しい価値まで生み出していくことを体感することができました。

    また、会社で掃除を始めた頃は、掛け声だけが先行してしまい、形だけの掃除となっていました。しかし最近では、みんなが掃除の重要性に気付くようになり、自発的に日常の掃除が行われるようになりました。お蔭で職場の細部にまで手が入るようになり、設備と職場環境は本来持っていた良さが発揮され、品質面、効率面、経費面での効果もみられるようになってきました。そして何より、社員一人ひとりが輝き、社内のモラルも高まり、愚痴、不平不満も聞かなくなりました。

    さらに、社外への掃除協力も増え、地域からも喜びの声が届くようになりました。お陰様で、社内には活気が戻り、本当にいい職場になってきています。

    ナカヤマ・グループは、日々の掃除が定着して、人、設備、職場環境など、すべての経営資源の潜在力を蘇生させ、素晴らしい会社へのスタートラインに立てるようになりました。いよいよ、みんなが願っている「いい会社づくり」への始まりです。いい会社とは、そこにいる人たちが、「いい会社にしよう!」と意識し努力した時から始まります。

    社員みんなの夢と社長の夢、「いい会社にしよう!」

PAGETOP