~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 海外の人たちが驚くこと

    2010年07月01日

    この5月、6月は、中国・ベトナム・インド・チリ・フィリピンと、海外からの企業視察が続きました。特にナカヤマ・グループが取組んでいる「全員参加の早朝掃除」に興味をもたれての訪問でした。中でも、タタ自動車の幹部3名が含まれたインドからの視察団は、前日から恵那に入り、翌朝の早朝掃除と朝礼にも参加して、16時までみっちりと研修をされていかれました。

    海外の人たちが一様に驚き言われるのが、トップ自らが掃除をすることはありえないことで、管理職も現場掃除はしない、ということです。また、社員教育において技術教育は当然としても、人間教育は個人で行うことで会社が行うことではない、とも言われました。

    その根底にあるのは、海外は狩猟民族的個人主義に対して、日本は農耕民族的集団主義であるという違いではないかと思いました。狩猟民族は、その狩場に獲物がいなくなれば、別の場所へ移ればよい戦略優先・管理重視ですが、農耕民族は、どのような環境変化が起ころうと、与えられた田畑で工夫・改善をし、常に収穫をより上げることを考えて生活しなければなりません。その為、和を尊び、助け合っていく智恵を身に付けてきました。

    一昨年のリーマンショックから世界経済は混乱を極め、拡大経済時代は終わり、日本国内では縮小経済を余儀なくされた時代となってきました。このように国内市場での拡大を望めなくなった今、どのように経営を継続していったらよいのでしょうか。

    日本は、これまでのように金にものを言わせて世界から資源を買い集めてきた資源浪費経済から、世界の有限資源の有効活用を提案していく時代に入っていくものと思います。

    元々日本は、資源のない国ではありますが、人間力は豊富にありますので、この人間力を活かしていくところに、次への展望があるのではないでしょうか。

    以前、イスラエルの人に「イスラエルは、最先端の技術、設備をもってしても、日本の品質改善力にはおよばないことが、あなたの会社を見てよく分かりました。」と言われたことが、今も印象に残っています。

    その点からも、掃除は、今ある経営資源を磨き、活性化させ、これからの経営の展望を開いていく力があると思っています。

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