~掃除道に生きる~田中義人ブログ

  • 第24回台湾美化協会年次大会に参加して

    2026年05月11日

    第24回台湾美化協会年次大会に参加して

    台湾美化協会の第24回年次大会が4月25日・26日に開催され、日本から41名の仲間と共に参加いたしました。前日の交流会は第一回大会の行われたユナイテッドホテルで、翌日の掃除実習は松山文創園区で行われ、参加者は340名にのぼりました。

    私は台湾美化協会の立ち上げ当初から毎年参加してまいりましたので、今回の大会にはひとしお感慨深いものがありました。

    台湾での始まりは、2002年、今は亡き鍵山秀三郎相談役が台湾イエローハットの関係で訪台された時のことです。当時、台湾イエローハットを経営されていた統一超商の社長でもあった徐重仁さんとの出会いから始まりました。

    初対面の折、徐さんが「鍵山さんのご趣味は何ですか」と尋ねられたところ、鍵山相談役は「トイレ掃除です」と答えられました。その言葉に徐さんは大変驚かれましたが、鍵山相談役の掃除道のお話に深く感銘を受け、早速、2003年から統一超商グループで掃除活動に取り組まれることになりました。

    当時、統一超商グループは台湾全土にセブン-イレブンを展開し、急成長している時期でした。多くの社員の皆さんが掃除活動に参加されるようになり、その後、セブン-イレブンの業績はさらに向上しました。また、店舗周辺が美しく整備され、治安も良くなったとの声も聞かれるようになり、社会的評価も高まっていきました。

    その広がりの中で、2007年6月、台湾で15,000人規模の世界大会が開催され、日本から550名が参加したことから、台湾社会に大きな影響を与えるものとなりました。

    その後、徐さんが統一超商グループを離れられたことで、台湾美化協会の活動が低迷するのではないかと心配された時期もありました。しかし、台湾美化協会の理事の皆さんの中から、「これからは自分たちの力で、さらに広げていこう」という強い機運が生まれました。そして、理事の皆さんの企業を中心に、各種団体や大学にも呼びかけ、掃除活動は一つの社会運動として大きく広がり、今日を迎えています。

    この間の活動を通じて共通して語られたことは、掃除活動を会社に導入することで、社員の意識が大きく変わり、人間関係が良くなり、業績の向上にもつながってきたということです。また、こうした活動が社会に良い影響を及ぼすことで、企業の社会的評価も高まり、台湾の環境美化の普及に大きく貢献してきたことです。確かに、20年前と比べると、今日の台湾は見違えるほど美しい街になってきたと感じます。

    日本を美しくする会と台湾美化協会は、春には台湾で年次大会、秋には台湾からの日本研修、という形で相互に学び合い、信頼を深めてきました。特に東日本大震災の折には、台湾美化協会から多額の義援金をいただき、東北復興のために役立たせていただきました。

    これからも私たちは、鍵山掃除道を通じて、共に助け合い、学び合いながら、日本と台湾が共により良い社会となっていく一助となることを強く願っております。

PAGETOP